高校時代から何となく環境問題に興味があった私は、父が創業したこの会社に新卒で入社しました。大学は文系でしたが、汚れた水がきれいになる様子を目の当たりにして、「環境悪化を防ぎ、改善に貢献できるんだ！」と誇りに思いました。当社は水処理の中でも水中の汚濁物質を微生物によって、水と空気に分解するバイオソリューションに力を入れています。汚泥の発生量が少なく環境負荷も低いのが特長ですが、排水の成分が変動する中で、微生物がうまく働く環境を保つのは難しく、マニュアルや事前テストの通りにはいかないことばかりです。
お客様からの急な連絡で駆けつけ、現場に張り付いて観察することもあります。楽ではありませんが、地域環境に貢献できるやりがいと、お客様の事業継続に欠かせない最後の砦だという使命感が励みになります。世界一汚い川と言われるインドネシア・チタルム川の汚染の一因が、日本によって「押しつけ」られた繊維染色にあると知った創業者の意志を受け継ぎ、海外事業も始めています。「他の人がやらないからこそ、存在意義がある」という想いに共感してくれるあなたに、それを実現した先にある手応えを一緒に味わってもらえたら、とてもうれしく思います。
